国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「食を通じた地域活性化への取り組み」(2019/3/14)

「食を通じた地域活性化への取り組み」(2019/3/14)
フラットデザイン 舟木公一郎さん/東京武蔵野RC(紹介 大津昭宏会員)

私は武蔵野緑町一丁目で「MIDOLINO(ミドリノ)」というシェアキッチンを運営しています。グリーンパーク商店街のほぼ中央にある元々は青果店だったところを自力で改装し古民家風の和風の店を作りました。グリーンパーク商店街はかつては賑やかな商店街でしたが今では寂しい商店街となっていました。

 

改装工事には武蔵野市の助成金を利用、解体、廃棄、内装などを地元の小学生などにも手伝ってもらったことで子供たちの職業体験にも繋がりました。これも一つの地域活性化施策だと思います。「MIDOLINO(ミドリノ)」は起業したい方にお貸しする方式をとっており、店内にはいくつもの調理ブースがあるため特色ある様々な料理を提供しています。シェアキッチンのメリットは、「初期投資がかからない」「顧客ストックをためられる」「仲間とともに事業を育める」という点です。シェアキッチンを利用することにより小さなリスクで大きなメリットを受けられるようになると考えています。

 

私はデザインや企画を生業としており、以前、埼玉県で高齢者の施設立ち上げを手掛けたことがあります。そこは、事業者がサービスを提供するのではなく、「利用者が出来ることで施設を運営する」という新しい考えの基に作られた施設でした。障害がある方でもその方が出来ることを見出し、職員がサポートしながら生活していくことで「社会の役に立っている」という気持ちが沸き、活き活きと生活できるようになりました。この体験から「人の役に立ちながらお金をいただく」ということの大切さを感じ、「食を通じて企業家を育てる」という事業を立ち上げることになったのです。

 

シェアキッチンのスタート時は、脱サラをして居酒屋を始めたり、パン作りが好きな主婦がパン屋さんを営んだり、各人の個性や得意なことを活かした仕事をしていました。それが今では、シェアキッチンの仲間同士で新しい事業に取り組むことにも着手しはじめ1人では限界のある商売が実現可能となってきています。

例えば、ソーセージ屋さんとパン屋さんがコラボし「新しいホットドック」の商品開発をしたり31組で請け負うことで可能となった

100人分のケータリングサービス」などです。その他にも大学生がランチを食べながら子供たちの勉強を支援する「こども食堂」など地域のために地域の方々が活動する場にもなってきています。その上、グリーンパーク商店街に新たに出店する方も出始め、商店街は活気が戻りつつあります。最近では市の助成金を活用せずに出店しようという動きも出ており、まさに、イノベーションによる街づくりが進行してきています。

 

地域に小さいながらも店ができ、そこに新たな雇用が生まれる。

言うならば「ローカルハローワーク」として地元に仕事を作るという取り組みにも繋がっています。

「シェアキッチンをイノベーション創出するためのプラットフォームにする」、そんな気持ちを持ちながらこれからも豊かな地域づくりにチャレンジしていきたいと考えています。まだまだ若輩者で未熟者ですが、ロータリークラブの皆さまのお知恵とお力を貸していただきながら一生懸命に取り組んでいきたいと思います。

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