国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「生い立ち関係なく誰でも好きな”じぶん”になれる」/「児童養護施設巣立ち応援活動報告」(2019/1/17)

「生い立ち関係なく誰でも好きな”じぶん”になれる」/「児童養護施設巣立ち応援活動報告」(2019/1/17)
(紹介 髙橋 榮治会員)

 
 

「生い立ち関係なく 誰でも好きな“じぶん”になれる」


田中麗華さん(画像は東京武蔵野ロータリークラブ様よりお借りしました)

私の話は、サクセスストーリーではありません。児童養護施設で育った子供たちの「自立の壁」や「こころの不安定さ」をお話し、児童養護施設で育った子供たちへの「理解の輪を広げたい」と思っています。「知らない」ことで、「誰かを傷つける」こともあり、逆に「正しい理解」で「誰かを救う」ことにもなります。

私は両親の不仲が原因で、これまでの人生の半分を施設で過ごす事になります。ごく普通の家庭が、小学校にあがると、両親がケンカをするようになり日常的暴力が…お母さんが家出し、お父さんの怒りは子供たちに。ある日、パジャマ姿で姉と2人で逃げ、夜道を徘徊、警察に保護され、児童養護施設に移動になります。お兄ちゃんも、1ヶ月遅れて同じ施設に。

施設にいたことでいじめられたことはありませんでした。いろいろな催しにロータリークラブ等の方々が招待してくださり、非日常の体験は、とても楽しかったです。

アルバイトは2つかけもち。志望校決定で、施設を出る実感が湧いてきました。短大に入学するまでに151万円必要、給付型奨学金は総額70万円。卒業までに144万円奨学金を借金。家具家電の寄贈はなく、アルバイトで購入。生活費は全てアルバイトで。学校が終わって5時間働き、土日はフルで働きました。友達がディズニーやライブに行く話で盛り上がっているのに「なんで私だけ?」お金の不安から友達の誘いは断り、一生独り?…まさにお先真っ暗ループです。

区のフェアスタート事業のお蔭で、家賃が1万円に、経済的な“ゆとり”ができ、いろんな人との出会いが“じぶん”と向き合い、「一生独り」ではないとも気づきました。そして、憧れていた「モデル」の夢に向かって歩き始め、ミスユコンで準グランプリ受賞。「生い立ち関係なく誰でも好きな“じぶん”になれる!」…これは私が一生かけて伝えていきたいことです。 

給付型奨学金、住居、家具家電等の経済的支援、就労体験等で、施設で暮らす子供たちの巣立ちを応援してください。プラネットカナールも宜しくお願いします。

ゆくゆく、私は施設で暮らす子供たちに、“じぶん”と向き合う大切さを伝えていきたいと思っています。


【活動報告】

NPO法人プラネットカナール理事長 鈴木邦明さん

私たちは現在15施設を支援しおり、お蔭様で、今年8施設24名の卒業生の希望者全員に主要な家電を贈ることができ、それ以外にも222アイテムを贈呈。贈呈式は、はにかみながら喜ぶ卒業生たちの笑顔で溢れていました。今年は12施設35人で、家電は希望者全員に贈呈できそうです。引き続きご支援、宜しくお願いいたします。

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