国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「武蔵野市ふるさと歴史館でわかる事縲恤髄黴€野市の歴史あれこれ」(2017/2/9)

「武蔵野市ふるさと歴史館でわかる事縲恤髄黴€野市の歴史あれこれ」(2017/2/9)
武蔵野市ふるさと歴史館長 田川良太さん(紹介 鈴木 育男会員)



只今ご紹介いただきました、田川良太と申します。今回はこのような場でお話しする機会を頂き誠にありがとうございます。簡単に自己紹介をさせていただきます。
昭和42年に吉祥寺南町で生まれ、育ちました。幼稚園、小学校、中学校を武蔵野で過ごし、高校、大学は、違いますが、縁あって武蔵野市役所でお仕事をさせていただいております。今は、この生まれ育った武蔵野市の歴史について、武蔵野ふるさと歴史館という施設の担当者として、お伝えする仕事についています。
 今日は、この歴史館でわかる武蔵野市の歴史のあれこれと、目指していることについてお話をさせていた「だこうと思います。

★武蔵野市の成り立ち
武蔵野市にはいつごろから人が生活していたのでしょうか?今のところ、後期旧石器時代約30,000年前までにさかのぼることがわかっています。井の頭池の湧水を中心として、武蔵野市・三鷹市の両方において、人々の痕跡が遺跡となって残され、これらを調査することで多くのことがわかってきました。人の手によってつくられた石器、そして石器を作った元の石材などが出土することから、それを知る事が出来ます。 
その後の縄文時代にも引き続き人の営みがあったことが知られており、特に今から約15,000年前の縄文時代草創期の遺物である土器も確認されており、以降、約3,700年前ごろ縄文時代後期ごろまでの遺跡が、土器、石器、竪穴式住居、土坑などの様々な資料から知る事が出来ます。
しかし、縄文以降の弥生・古墳・古代の資料は、非常に乏しくほとんど検出されていません。代表的の資料としては、武蔵野八幡宮の蕨手刀(武蔵野市指定有形文化財)があげられます。祭祀に使用されたと考えられるこの資料は、共伴する土師器とともに8世紀ごろのものと考えられています。また、吉祥寺南町3丁目遺跡C地点では10世紀後半のもとと思われる、住居跡・土坑 土師器・須恵器などが発見されているほか、御殿山遺跡第2地区H地点のほか、御殿山の公園通り西北側で12世紀以降のものと思われる、溝状遺構が検出されています。
その他、板碑と言われる14世紀~15世紀の資料もありますが、これらの時代の多くを知ることにはまだつながっていません。はたしてこの時代に、武蔵野市には人の活動があったのかなかったのか、資料の有無だけでは、確定的なことは言えませんし、これからの研究の課題と言えると思っています。
そして、武蔵野市の現在の形を成すきっかけとなったのが、江戸時代の新田開発などによって村を開いてきた先人たちの取り組みでした。

★今の武蔵野市の原型は吉祥寺、西久保、関前、境の四村で形作られています。それぞれ、検地された年代でいうと・吉祥寺村→寛文4年(1664)・西久保村→寛文4年(1664)・関前村→寛文12年(1672)・境村→延宝6年(1678)これ以降、・関前新田/境新田は元文元年(1736)に検地され、村としての形態が出来てきます。

★なぜわかるのか?
これまでお話ししてきた、この歴史がなぜわかるのかということが、武蔵野ふるさと歴史館の存在意義といえます。資料を調査、収集、研究し、広く知っていただくとともに、大切な資料を未来に守り伝えることで、今そして未来の人々が、歴史を知る事が出来ると考えています。

★西部図書館 から 武蔵野ふるさと歴史館 へ
武蔵野ふるさと歴史館は、昭和37年(1962)から取り組まれた市史編纂事業と、平成2年(1990)から取り組まれた百年史編纂事業などの約60年間の努力が実を結び、それまで西部図書館として利用されてきた場所に、平成26年12月に開館しました。歴史館では、武蔵野市の歴史、文化を次世代に伝える拠点として、地域の歴史、文化資源を活用した事業を展開し、市民の地域に対する関心や愛着を醸成し、地域文化の担い手を育成することに取り組んでいます。
歴史館が開館後、多くの変化がありました。公立小学校3年生の学習と連携した学校教育連携展示及び体験活動の実施は、特に重点事業として取り組み、3年目を迎えます。この活動で来館された子どもたちが、その体験を自宅に持ち帰って、ご家族にも伝えてほしいと願っています。 また、学芸員・公文書専門員等の専門職の存在も、これまで収集した資料の再評価、整理、研究を深めることのほか、まだ知られていない、武蔵野市の文化財、残すべき資料の発掘にもつなげています。そして様々なテーマの企画展をとおして、市民の方だけでなく、広域に武蔵野市のことを知っていただくきっかけとなっています。
どんな小さなまちにも、そのまちに歴史はあります。そのまちを知ることで、大切に守り愛する心を育み、それは、さらなるもっと広い世界も大切にすることにつながると信じています。
自分たちの住むまちだから、大切に守り、育て、伝えていきたい。
ぜひ、武蔵野ふるさと歴史館にもお立ち寄りいただき、ご活用ください。

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