国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「図書館司書が行う社会のサポート」(2020/1/16)

「図書館司書が行う社会のサポート」(2020/1/16)
NPO法人ぐーぐーらいぶ 北川史歩子さん
(紹介 大津会員)

 

NPO法人ぐーぐーらいぶの代表をしております、北川史歩子と申します。この度は、「図書館司書が行う社会のサポート」というタイトルで、私たちの団体と活動内容を紹介させていただきました。

タイトルの通り、私たちは図書館司書が中心で運営をしているNPO法人です。「情報格差の是正」をミッションに、図書館司書の能力を活かした情報支援をするために、2003年に設立しました。私は2代目の代表で、設立時はまだ所属していなかったのですが、設立時の代表含めた主なメンバーは中野区の公共図書館に勤める非常勤の司書達でした。

当時中野区の図書館は多数の非常勤が関わり運営していましたが、非常勤制度の廃止が決まり、図書館サービスの低下を危惧する図書館に関わる自治体の職員と非常勤職員双方の要望から、ぐーぐーらいぶが設立されました。

「ぐーぐーらいぶ」とは、文法としてはおかしいのですが、「ぐーぐー」は「good-good」で「とても良い」ということ、「らいぶ」は「ライブラリアン(図書館司書)」であり、「ライブラリー(図書館)」であり、「ライフ(生活・命)」を意味しています。

つまりは公共図書館を支えるNPO法人として設立したぐーぐーらいぶは、中野区立中央図書館の運営を9年間おこなった後、事務所を武蔵野市に移転し、独自の活動にシフトしました。「ハコ(図書館)から離れた司書は何ができるのか」模索しながらの活動は今も続いていますが、図書館でもニーズの高かった、「あかちゃんおはなし会(乳幼児親子のための絵本の読み聞かせや手あそびの会)」を開くことから始めました。

 その後、独自の図書館活動として「ぐーぐー文庫(人力での移動図書館)」をおはなし会と同時に行うようになり、少しずつ独自の活動も浸透していました。しかし、拠点のない図書館活動は理解がされ辛く、人力では少ない資料しかお届けできない勿体なさもあり、現在の拠点である西久保の一軒家に移転し、「ぐーぐー子ども文庫」として小さな図書館を開き始めました。場所を開いた事での安心感からか、「おはなしぱんだ(出張のおはなし会)」は各地の保育園や児童館や学童、マルシェなどのイベントなど、ご依頼の活動が広がるようになりました。

そもそもはすべての方のサポートを目的としており、子ども達へのサポートは一部でしたが、図書館運営以降に活動をしていく中で、子ども達や子育ての環境はとても不安定であり、子ども達への活動は社会全体のサポートにもつながるものとして、現在は主に子ども達と子育て支援活動をしています。もちろん、全ての方へのサポートをという部分は変わらずありますので、「ぐーぐーブックサロン」という主に高齢者が入院する病院の病棟内での本の整備やお話をする活動も行っています。

また、より本を楽しめるサポートとして「ぐーぐーぶっくす」という受注販売での書店活動や、寄贈本などを古書販売もおこなっています。3年前に立ち上げた「ちいきがおうちプロジェクト」では、地域に根差す事業所との連携による子どもの居場所をつくる取り組みも始めています。

未だ模索しながらの活動ですが、誰もが本を自由に楽しめ、自分の可能性を開いていける環境をつくるために、今後もチャレンジしていきたいと思います。同時に、本の先に人が感じられる、人とつながれるきっかけになるような取り組みもしていきたいと思います。

拙い話で恐縮ですが、少しでも共感していただけましたら、応援していただけますと嬉しいです。まずは知っていただく事が大事ですので、この度はこのような機会をいただき、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

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