国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「児童養護施設 18歳の巣立ち応援」(2015/8/6)

「児童養護施設 18歳の巣立ち応援」(2015/8/6)
鈴木邦明さん(プラネットカナール理事長)
紹介 榎本勝治会員



 児童養護施設は全国に600弱あり東京には55ある。昔は孤児院と呼ばれていたが今は、保護者がいない子だけでなく、虐待やネグレクトなどで親元にいられない子、親がシングルマザーだったり長期入院・心身障害などで育てきれなかった子など、2歳から18歳の児童を養護している。
 そういう子供たちも18歳になると施設を出ていかなければならず、毎年、全国で約2000人(1施設あたり平均3.5人)が巣立っていく。貯えもない子供たちにとり、国からの支度金8万円弱+地方自治体からの多少の上乗せだけで、ひとり暮らしを始めるのは大変。しかも、そういう子供たちのための遺族年金等も18歳過ぎると一切ストップされ「支援の崖」がある。彼ら彼女らは普通の18歳、不安も夢もある。違うのはいざというとき頼れる家庭がないこと。ひとり暮らしをはじめる大変なとき、反社会的勢力の標的になりやすく、中にはホームレスになったりする卒業生もいる。
 私たちにできることは限られているが、ひとり暮らしに必要な家電や家具をプレゼントする活動をはじめた。家電や家具を買わなくすむということは大きな助けになり、巣立った後の経済的負担軽減と長期間の生活支援につながるから。私たちの気持ちが応援にもなる。必要とされている家電や家具は、小型冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジ、炊飯器、掃除機、DVD、ベッド、収納家具、調理器具、カーテンなど。これらは本当に喜ばれる。
 一方、大学卒業や、結婚、増改築などの予定がある人、単身赴任が終了したり、家族構成に変化があった人が、十分使える家電・家具がいらなくなり寄贈したいと思っても…配送が面倒で配送料が高く、タイミングも合わせにくいので粗大ゴミに出しがち。中古市場ではベッドだと2万円ぐらい、冷蔵庫や洗濯機などは5千円以上配送料がかかり、ひとり分合計で5万円ぐらいかかってしまう。粗大ゴミで出すと冷蔵庫などは5千円ぐらいかかるが、簡単で少しでも安いほうに流れる。欲しがっている人がいるのにモッタイナイ話…
 毎年、施設の卒業予定者は予想がつくので、少なくとも1年前から準備ができる。そこで、地域で翌年3月まで保管し年1回まとめて配送するというのが解決策。単純だが配送料も1/10以下(1施設4人分の場合)に圧縮できる。さらに配送は協賛会員(企業・団体)に支援してもらう。運ぶことが現実的になり、みんなハッピー!
 ただし、地域で保管するスペースがないと年1回の一括配送は不可能。家電・家具の寄贈だけでなく、翌年3月までの保管協力者を募集している。現在、社会問題となっている空家の活用も地域の団体や不動産業者と模索中。
 家電家具が、必要な18歳と、不要となるができれば役立てたいという人たちとの間をつなぎ、児童養護施設を18歳で巣立つ卒業生たちに、自信を持って夢や希望に向かい未来にテイクオフしてほしいと思っている。プラネットカナールのカナールは運河という意味だが、運びにくいものを運ぶ運河の流れを一緒につくっていきましょう。私たちは、ひとつのNPOで閉じず、地域の団体(武蔵野三田会等)・企業(横河電機等)・慈善団体・大学生などが一体となって活動している。子供たちが微笑みに変わる瞬間のために。
【お願い】
家電や家具のプレゼント(現在 洗濯機と電子レンジ、炊飯器が最優先)
翌年3月までの一時保管場所提供(ご自宅、会社、倉庫、物置、蔵、納屋、空き家などの隅のスペース)
プレゼントデーに配送トラック提供
【ご提案】
武蔵野中央ロータリークラブとして児童養護施設18歳の巣立ち応援「未来へのテイクオフ18」活動のスタート(プラネットカナールが全面的にバックアップ)

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