国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「ロータリー希望の風奨学金」について(2014/10/2)

「ロータリー希望の風奨学金」について
国際ロータリー第2580地区 上野 操パストガバナー
(紹介 飯村雅洋会員)


1.2011年3月11日、あの未曾有の東日本大震災と大津波によって甚大な被害を蒙った人々に対して、私は、当時第2580地区のガバナーとしてまた全国34地区のガバナー会の議長として、全国のガバナーに呼びかけ、我々はロータリーとして如何なる奉仕活動を為すべきかを真剣に討議してもらいました。

2.当時、高校生以下の少年・児童で両親や片親を失ってしまった子らが約1750名もいること、そして高校を卒業して大学や専門学校へ進学するはずであった遺児達が殆ど進学の道を断念したということを知らされたのです。多くのガバナー達の意見は、ロータリーとして遺児らに対する教育的環境支援を継続的に行おうということで一致しました。そして当第2580地区と第2790地区(千葉)が中心となって、このプログラムの推進に協力する地区を募ったところ、直ちに賛同する地区が10地区になりました。そこで賛同10地区で「東日本大震災青少年支援連絡協議会」という組織母体を結成し、その具体的支援活動として「ロータリー希望の風奨学金」プログラムを立ちあげました。

3.そのプログラムの内容は
 ①東日本大震災・大津波で両親もしくは片親を失ってしまった遺児で高校を卒業し大学(短大も含む)または専門学校に進学する者達に、入学時から卒業時まで毎月5万円を継続して給付し返還を求めない。そしてこれは災害時出生したり胎児であった遺児らが成長し、高校を卒業し大学または専門学校に入学し卒業するまでの間、継続的に支店するというものです。
 ②発足当時賛同10地区で持ち寄った支援金は約3億円余でしたが、なんと台湾全7地区で組織されている「台日国際ロータリー親善会」から、「ロータリー希望の奨学金」プログラムが最もロータリーにふさわしい奉仕活動であると賛同下され、1奥2300万円という大金を寄付して下さいました。これによって我々は勇気と自信を与えられ、合せて4億3000万円の資金をもってプログラムを開始することになった次第です。

4.お陰様で、その後「ロータリー希望の風奨学金」プログラムは順調に運営されております。現在まで、奨学金を給付してきた遺児は約200名となり、現在約130名の奨学生が全国各地で勉学に励んでおります。
 またロータリアンからの支援金もその後約2億円が集められ、当初から合計すると約6億円余となっております。そして、本プログラムの開始から終了までに必要とされる支援金は約4億円となります。

5.ところで、奨学生やその保護者からは多くの感謝の便りが届いております。それらの内容は異口同音に、ロータリーに対する感謝の気持ちと、ロータリーからの支援にこたえるため将来は被災地の郷土にかえり、それぞれの立場で復興支援に役立ちたいと誓っております。

6.我々の支援金は月5万円という決して大きな金額ではありませんが、遺児達
や保護者らにとっては進学できるか否かの瀬戸際の金額であり、精神的にはそれ以上に大きな意味をもつ支援金となっていると感じられます。
 「ロータリー希望の風奨学金」は、そっとではありますが、確かに遺児達の背中を押しております。そして我々がこの希望の風を継続的に送り続けることが、日本の次世代を担う青少年達が、進学の道を断つことなく、未来に向かって生きる力と夢を膨らませ、それが日本の、とりわけ東北の真の復興に継がるエネルギーとなると確信しております。
 ロータリアンの皆様、今後ともよろしくご支援のほどお願いいたします。

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