国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「バギオ基金について」(2016/3/24))

「バギオ基金について」(2016/3/24)
国際ロータリー第2580地区 バギオ基金支援特別委員長 斉藤 実さん
(紹介 飯村雅洋会員)




バギオはフィリピンのルソン島、首都マニラから北へ約250km、標高約1500mで、人口30万~35万人の学園都市で、日本の避暑地である軽井沢の様なところです。
1903年(明治36年)バギオ山頂に続くベンゲット道路の工事に日本人労働者が従事していました。日本人がまじめで勤勉なのを知り労働者を募集したのです。50メートルに一人、人柱が出来るほどの難工事でしたが無事完成し、残った人達は現地の人と結婚したりしてフィリピンにしっかり根をおろし、各地に豊かな邦人社会を形成しました。
1941年(昭和16年)第二次世界大戦でバギオはその最後の激戦地となりました。日本軍に協力したこの日系人は、敗戦後、激しい報復と迫害を受け、バギオ山中に逃げ、日本人であることをひた隠してひっそりと生活をしていました。その生活の悲惨さは想像を絶するものでした。そんな捨てられた民に救済の手を差し伸べたのが、カトリック修道院シスターテレジア海野さんでした。還暦を機にフィリピンの貧しい人々のために余生を捧げるべく、1972年マニラの修道院に赴任しました。休暇でバギオへ行く途中、ベンゲット道路開拓に従事した日本人労働者のその後の境遇を聞き、彼らの子孫は今どこでどうしているのだろうと心を痛め、消息をたずね歩きその存在を明らかにしていきました。この貧しい子供達に奨学金を提供し教育を与えてほしいと、ロータリーに協力依頼がありました。
当時、東京が1つの地区(258地区)であった頃、世界社会奉仕(WCS)の活動の一環としてバギオ基金を取り上げました。現地のロータリークラブの協力も得て、準備期間3年をかけ1981年9月にバギオ基金が設立され、2009年7月より一般財団法人比国育英会バギオ基金と改めスタートしました。2015年6月30日現在で約3億円の基金規模になりました。これは日本全地区(34地区)の369R.C.約3,897名の後援者から頂いております。継続は力と申します。ロータリー財団・ロータリー米山記念奨学会に次ぐ第三の育英事業としてここまでこつこつと草の根運動で少しずつ仲間を増やしてきました。対象奨学生も3,476名に及んでいます。
2008年4月より留学生を受け入れることになり、今まで9名の留学生が短期大学及び大学を卒業し活躍しています。現在、沖縄に2名の留学生が来日し、7月より新たに3名来日予定です。
また毎年2月の初めにバギオ訪問交流の旅を企画しています。ここ数年はマニラ縲怎oギオ間で飛行機をチャーターして短時間でバギオに着くようにしています。シスター海野の墓参りや子供たちの家庭訪問もジプニーに乗って行っています。また、現地のロータリークラブの例会にも参加(メーキャップにもなります)し親睦を深めています。百聞は一見に如かずと申します。機会があれば一度参加してみては如何ですか。過去37回実施され、参加延べ人員1,143名になりました。ロータリーの友5月号と12月号に記事が掲載され、またバギオだよりを隔月に発行しています。一読していただけたら幸甚です。これからもバギオ基金にご支援・ご協力をお願いします。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

カレンダー

04 2018/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 8 9 10 11 12
13 15 16 17 18 19
20 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31