国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「インドから来た弁天様縲恣・Cンドの弦楽器ヴィーナーの演奏とお話縲怐v(2015/11/26)

「インドから来た弁天様縲恣・Cンドの弦楽器ヴィーナーの演奏とお話縲怐v(2015/11/26)
的場 裕子さん(紹介 森田晴雄会員)



ヴィーナーは南インドの弦楽器で、古典音楽の演奏に使われる楽器です。日本でも良く知られているインドの弦楽器はシタールですが、こちらは北インドのものです。ヴィーナーはヒンドゥ―教の女神サラスヴァティが携える楽器で、この女神は日本に伝来して弁天様になりました。河や池に住むとされ、学問と芸術をつかさどるという特性はそのまま引き継がれていますが、楽器はヴィーナーから琵琶に変化しました。
ヴィーナーという名前はサンスクリット語で、古い文献には弦楽器の総称として出てくる歴史ある楽器です。インドの人々の間では神聖な楽器と考えられています。南インドの古典音楽はカルナータカ音楽と呼ばれますが、17,8世紀頃から発展して今日に至っています。その中心地はチェンナイ市(旧マドラス)です。声楽が中心で、ヴィーナーで弾く曲もすべて歌曲です。市内ではお寺や音楽ホールなどで演奏され、インドの伝統音楽として人々に親しまれ、大切に受け継がれています。
歌の歌詞はすべて神々を賛美する内容で、演奏会は娯楽として楽しむというより、神様と向き合う時間を共有する場です。聴きに行く時は普段着でなく正装であるサリーを着るのが礼儀とされています。
インドの古典音楽は西洋音楽とは一線を画し、独自の音楽理論によって体系化されています。ラーガと呼ばれる音階は200~300種類にも及びます。西洋音楽のドレミはインドではサリガマパダニとなります。ターラは拍子に相当するものですが、8拍子、5拍子、7拍子などいろいろなものがあり、一拍の中をさらに細分化してリズムパターンをはめ込み、数学的に組み立てられます。
近年IT関係の仕事でインド人が活躍しています。ゼロを発見したのはインド人で、数字に強い頭脳を持ち、論理的な思考を好む傾向にあります。それが音楽にもよく反映されているようです。


的場裕子さんプロフィール:
東京藝術大学楽理科卒。民族音楽学専攻。故小泉文夫教授に師事。1972年タミルナード州立音楽大学留学。
ヴィーナーを故Rajalakshmi Narayanan氏および、故Nageswara Rao氏に師事。以後40年に渡り、研修を続ける。2005年よりインドでも演奏活動を開始。
研究論文「南インド古典音楽で演奏されるラーガの現状について」音楽之友社、研究報告「Flexibility in Karnatic Music」国立民族学博物館などがある。日本女子体育大学名誉教授。現在東方学院にて「南インド古典音楽」の講座を担当している。
ホームページ http://www.matoba.in/

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