国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「イニシエーションスピーチ」(2016/10/27)

「イニシエーションスピーチ」(2016/10/27)
大津 昭宏会員



NTT情報ネットワーク総合研究所の大津です。本日は「イニシエーションスピーチ」のお時間をいただき、誠にありがとうございます。榎本会員、中里会員からご推薦をいただき、去る8月4日に武蔵野中央ロータリークラブの正式会員としてご承認いただきました。榎本会員、中里会員、ご推薦いただき誠にありがとうございました。
微力ではありますが、ロータリークラブの精神に基づき取り組ませていただきますので、前任の外所同様、親しくお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

私は南国九州の鹿児島県出身で、県の東側に位置する大隅半島の中央にある鹿屋市(かのやし)で昭和37年に生まれました。寅年生まれのO型、ふたご座でございます。私が生まれ育った鹿屋市は戦時中に特攻隊の基地があった場所で、ベストセラーになった「永遠の0」の後半部分で物語の舞台にもなっている場所です。鹿児島の中でも田舎町ですので、私が幼少の頃にはまだ道路も舗装されておらず、埃の立つデコボコ道をオート三輪が走り回っていたのをかすかに覚えております。多分、当時の東京などの大都市に比べて都市整備等が10年ほど遅れていたのではないかと思いますが、大ヒットした映画「三丁目の夕日」を観たときには、私が小学生時代を過ごした頃の懐かしい風景を思い出しました。
鹿児島出身というと「お酒が強い」というイメージがあろうかと思いますが、私はビール一杯も飲めないほどの下戸でございます。男三人兄弟の二男として育ちましたが、両親、兄弟共に大酒呑みで、現在も九州に住んでいる兄などは「35度の芋焼酎8、お湯2」というお湯割りを好んで飲んでおり、私から見るとまるで違う星の住人のように感じるほどです。母方の祖父が下戸だったようですので、幸か不幸か隔世遺伝なのかなと思っております。若いころは出身が鹿児島だと言うことだけでお酒に強いと思われ、また「飲んで吐けば強くなる」とも言われて大分苦労をいたしました。お酒の席で出身地を聞かれると小声で「鹿児島です・・・」で答える癖がついておりますが、それは郷里を恥じているというわけではなくお酒に対する防御反応でございますのでご容赦願えればと思います。
生まれ育った九州鹿児島を高校卒業とともに離れ、昭和56年にNTTの前身である電電公社に入社しました。2か月間の研修を経て最初に配属されたのは、江戸川電報電話局の庶務課でした。最寄り駅の新小岩駅から徒歩で15分ほどの場所にある電報電話局で、近所には江戸川名物の金魚の養殖場もあり、また中小の工場も立ち並ぶ地域でした。九州の田舎町から出てきた私にとっては方言を直すのがまず一苦労で、というよりは鹿児島弁が難解であるためまったく言葉が通じず苦労をいたしました。さらに、当時の課長がチャキチャキの江戸っ子で、「しろい会議室を予約してくれ」と言われて「部屋の壁はどの会議室も白ですが」と答え、「白いじゃなくてしろい(広い)だよ」と怒鳴られたことも今では懐かしい思い出です。

私が入社した4年後の昭和60年には、電電公社からNTTへの民営化という電気通信事業の過渡期を迎えました。私は採用から現在まで、人事給与や総務関係の部署を中心に仕事をしてまいりましたので、常に裏方といいますか、縁の下の力持ち的な仕事に従事してまいりました。電電公社の民営化にあたりましても、看板の作り替えや地域対応、銀行等への届け出などの膨大な事務作業に携わりました。
その後、墨田区や品川区、文京区などのNTTを異動し、昨年までの4年間はNTTクラルティというNTT内の障害者雇用を担う特例子会社に営業部長として障害者雇用に従事しておりました。昨年、当ロータリークラブにおいてNTTクラルティの半沢社長が卓話を行わせていただきましたが、半沢とともに障害者雇用と障害理解の促進に努めてまいりました。法定雇用率の達成や知的障害者事業所の拡大など非常に繊細な業務内容で、知的障害者事業所のある山梨県内の自治体や関連機関等との打ち合わせや各種調整、業容拡大で開所した札幌事業所における関連自治体等との調整業務なども行ってまいりました。
障害者雇用の世界は単に障害者を雇用するための仕事を創出するというだけではなく、国や地方自治体の法律や制度を理解し、福祉関連機関との連携が非常に重要な事項でした。そういったことを通じて、今まで得ることのできなかった知識や人的ネットワークを得られたことは、私にとっても非常に有意義な4年間でした。障害者福祉と企業における雇用との違いや共通点を常に模索するとともに、社員のモチベーション向上やメンタルケアにも注力したことは、私の今後の生きる糧になるといっても過言ではないと考えております。

現在は、NTTの研究所で、総務経理グループを総括する仕事に携わっております。前任の外所からもお話を聞く機会があったと思いますが、現在、武蔵野・横須賀・厚木に総合研究所があり、その総合研究所の中に、個々の研究をしている複数の研究所で構成されています。武蔵野は情報ネットワークの社会的基盤の発展に寄与するための研究開発を行っており、主にネットワーク技術、環境・エネルギーの地球環境の貢献に関わるものに取り組んでおります。私は研究所での勤務が初めてですし、障害者雇用の世界から全く違う分野への異動で少々戸惑っておりますが、これから少しずつ勉強をしていきたいと思っています。
 生い立ちや職歴などにつきましてお話をさせていただきましたが、ここからは家族や趣味などについてお話をさせていただければと思います。
現在稲城市に居住しており、家族構成は妻と工業高専に通う息子との三人家族です。趣味は読書やブログ書きなどいろいろとございますが、その中でもここ3年ほどはボウリングに熱中しておりまして、高専に通う息子と二人でほぼ毎週ボウリング場に通っては、一回につき10ゲームから15ゲームほど投げて楽しんでおります。遊びというよりはスポーツとして楽しんでおり、今までの最高スコアは225をマークしております。しかし、アベレージは160前後とまだまだ腕を磨かなければならない程度です。ボウリング場主催のローカル大会にも時々参加しておりますが、ボウリングは「生涯スポーツ」とも呼ばれているとおり実に幅広い年齢の方が楽しまれており、私も息子も常に最下位に近い順位に甘んじております。これからも精進したいと思います。
サラリーマンには必須とも言われているゴルフも以前は楽しんでおりましたが、若いころに遭遇した交通事故で右ひざの半月板を損傷しており、それが年齢とともに悪化してきたことから現在ではゴルフからは遠ざかっております。ゴルフはお付き合いすることができませんが、ボウリングであれば喜んでお供いたしますのでお声掛けをいただければと思います。
 もうひとつの趣味は文房具集めと文房具店巡りです。子どもの頃に実家が文具店だったということもあって文房具が大好きです。文房具の話題を中心としたブログも毎日更新しており、文房具をモチーフとした名刺も作成しております。先日はご縁があって楽天様のサイトに記事を寄稿させていただきましたが、文章力もこれからますます磨いていきたいと考えております。
 特技は4年前から勉強を続けている「手話」です。継続して勉強をしてきたおかげで、世間話程度であれば手話を使うことができるようになりました。しかし、流暢に手話表現を行ったりろう者の手話を完璧に読み取ったりたりすることはまだまだできませんので、引き続き勉強を継続していきたいと考えています。以前の職場で聴覚障害メンバーが複数名いたことから始めた手話ですが、手話の動き自体が美しいと感じており、年間40回ほどある講習会に現在まで4年間欠かさず通っております。手話通訳を行うにはまだまだ技術が未熟ですが、将来的には手話通訳士の資格をとれるよう頑張りたいと考えております。また、手話を学んでいるご縁でさまざまな聴覚障害の方々と知り合う機会があり、先日はろう者で舞台俳優の方や映画監督などともお会いする機会があり、ろう者の映画監督が製作した映画の宣伝などもボランティアとして手伝っております。まだまだ勉強途中の手話ではありますが、ライフワークとして取り組んでいきたいと考えておりますので、武蔵野市内で手話に関する情報などがございましたらお教えいただければありがたく思います。
ここまでお話をさせていただいたとおり、私は非常に好奇心が強く、思いついたら頭で考えるよりも体が先に動いてしまうタイプです。仕事でもプライベートでもその傾向がありますので、職場や家庭でずいぶん周囲に迷惑をかけているのではないかと思います。ただし、自分の興味があることを他人に押し付けるというよりは、ただただ一人でのめり込んで行くタイプですので、そういった意味では周囲に迷惑をかけるというよりは周囲に心配をかけているのかもしれません。これからも、周囲に迷惑や心配をかけない範囲で、いろいろなことに興味を持ち続けたいと思っております。
 
最後になりますが、今回武蔵野中央ロータリークラブの会員としてご了承いただくにあたり、ふと思い出すことがございました。私は高校生の頃に、当時の担任に勧められて学校内にあるインターアクトクラブに3年間所属し、3年生の時には会長も務めさせていただきました。担任に「大津は勉強嫌いでやんちゃなので、せめて少しは世の中の役に立て」と言われて入ったインターアクトクラブでした。市内各所の清掃活動や募金活動などを行う中で、毎年一回重度知的障害児の入所施設を訪問し共に遊ぶという活動がありました。それまで軽度の知的障害児は小学校でも何名か友達でおりましたが、重度の知的障害児との交流は初めてでした。初回は非常に緊張したことを覚えております。しかし、実際に訪問し交流してみると、屈託のない笑顔と人を疑うことのないまっすぐな性格に心を打たれ、施設から帰るときには仲間とともに涙を流したことを今でも昨日のことのように思い出します。
前職の障害者雇用企業で4年間勤める機会があったのも、若いころにそういった経験をしたことを含めてご縁があったのだなと思っております。また、今回、武蔵野中央ロータリークラブの会員としてご承認いただいたことも、35年前にインターアクトクラブで活動していたことのご縁があったのだなと、不思議なご縁を嬉しく感じております。
これからは、このご縁を大切にし、諸先輩方のご指導を賜り、社会貢献を実践して立派なロータリアンになりたいと考えております。今後とも宜しくお願い致します。 
ご清聴ありがとうございました。

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