国際ロータリー第2580地区 東京武蔵野中央ロータリークラブ 今週の卓話

「すべてに意味があり、みんな大事な存在」(2019/9/19)

「すべてに意味があり、みんな大事な存在」(2019/9/19)
ACHAプロジェクト代表 山本まさ子さん・プラネットカナール理事長 鈴木邦明さん
(紹介 髙橋榮治会員)


私は生後4か月から2歳までを乳児院、2歳から18歳までを児童養護施設、18歳から19歳までを自立援助ホームで育ちました。育児放棄で、あと何時間か遅くなっていたら死んでいたという段階で保護されたそうです。

私の児童養護施設の生活は「幸せ」という言葉に尽きます。傍にいてくれた人達の笑顔、夜寝る前の絵本の時間、みんなで騒がしく囲む食卓。職員の肩が方たちは、いつでも真剣に考え向き合ってくれました。血の繋がりはなくても本当の家族だと感じられました。それが、卒園を機に一変します。保育専門学校受験をして合格したのですが、学費出してくれるはずの父がNOと言ってきたので、合格はキャンセルして自立援助ホームに住むことに。朝から夜まで必死に働き続ける日々、バイトの行きと帰りは毎日泣きながら、1年間で100万円を貯めて夜間の保育専門学校に入学。しかし、同世代の子達がやりたい事をしていても我慢して頑張ってきたのに、入学金を払っただけでそのお金が一瞬で消えてなくなってしまい、とてもショックでした。普通の親御さんと生活は私にはどんなに望んでも手に入らなかった事です。そして、押し寄せる孤独感。施設での自分が全てだったのに「自分には帰る場所がどこにもない」自分の過去に会いに自分の子どもの頃を知っている人に会いにいき、そこで、私の今までの人生には沢山の愛があったと気付き、「すべてに意味があり、みんな大事な存在」ということに気づいたのです。

また、専門学校の先輩あちゃさんという方が後撮り撮影という形で振袖を着せてくださったことが、児童養護施設出身の子達に振袖写真撮影で「生まれてきてくれてありがとう」を伝えるACHAプロジェクトにつながりました。現在プロジェクトの活動は4年目、これまでに約100名の撮影を行いました。

最後になりますが、プラネットカナールさんの活動により多くの児童養護施設出身者の若者たちの生活が潤い助けられています。児童養護施設出身者にとって支援があることは当たり前ではなく、奇跡のようなことです。皆さんどうか引き続き応援団でいてください。よろしくお願い致します。

「活動報告」

NPO法人プラネットカナール理事長 鈴木邦明さん

私たちは現在16施設を支援しおり、お蔭様で、今年13施設35名の卒園生の希望者全員に主要な家電を贈ることができ、それ以外にも274アイテムを贈呈。贈呈式は、不安ななか、嬉しそうな卒園生たちの微笑みで溢れていました。応援している人たちが沢山いるということが力になっていると確信しています。引き続きご支援、宜しくお願いいたします。


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